降圧剤を飲む時の注意

たくさんの方が降圧剤を飲んでいますが、降圧剤で血圧を下げれば安心ということではありません。

降圧剤を何年も飲んでいる方、血圧の数字が安定しているから心配ないということではありません。例えばその中の薬で利尿剤を続けて飲んでいる方、何年かたって、ある日突然、「透析が必要かもしれません」と言われるかもしれません。実際にたくさんの方が高血圧の治療から透析になっています。利尿剤は腎臓を傷めます。腎臓の弱い方は注意しながら降圧剤を飲んで下さい。

それから、最近認知症の方が急激に増えていますが、その原因の1つに降圧剤で血圧を下げ過ぎているからではないかと言われ始めています。

心臓の上にある頭・脳は血流を良くするのが大変です。しかし、脳の血流が悪いと、必然的に脳細胞は栄養と酸素が不足して元気なくなります。血圧を必要以上に(110以下とか)下げれば、脳の血流が悪なります。頭(心)も体も元気なくなります。そして認知症も早く進んでしまうでしょう。

そして今話題になっているエコノミークラス症候群、特に下半身の血液の流れが悪くなり、血栓ができて、それが肺、心臓などに飛んで肺塞栓、心筋梗塞などの原因になります。

血圧が下がり過ぎると、当然血液の流れは悪くなります。降圧剤で下げ過ぎると元々血液の流れの悪い人は、車の中でじっとしていれば、下半身の血液の流れがひどく悪くなると思われます。おそらくあの地震の時、エコノミークラス症候群になった方の何人かは降圧剤を飲んでいたと思われます。

勿論、降圧剤を飲む時に、漢方薬、栄養療法などを併用すれば、上記のようなリスクはほぼ無くなってくると思います。

2016年6月8日
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heiwa

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